上値抵抗線・下値支持線
ビットコインのチャートで上値抵抗線・下値支持線のチャート分析が機能するかどうかを確認しましょう。
上値抵抗線とは
上値抵抗線(うわねていこうせん)とは何でしょうか。下の図で確認しましょう。青の曲線がビットコイン価格です。赤の直線は補助線(分かりやすいように便宜的に引いた線)です。
ビットコイン相場に限らず、おおむねどの相場でも、一直線に上昇し続けたり下落し続けたりする例は少ないでしょう。上がったり下がったりを繰り返しながら、結果的に一方向に動いているという例が多いです。
そして、「上がって下がって」という動きでできる山の頂点あたりを直線で結べることがあります。これが上値抵抗線です。理由は分かりませんが、この線まで価格が上昇すると、その後はなぜか下落するという例を探すことは比較的容易です。
なお、余談ですが、「上値抵抗線」という名前の付け方に、価格が上昇してほしいという希望(願望?)を読むことができます。上昇してほしいのに、この線が邪魔だ!・・・というわけで、まさに「抵抗」線です。
下値支持線とは
では、上値抵抗線とは逆の例も確認しましょう。すなわち、下値支持線(したねしじせん)です。下の図をご覧ください。
さきほどと同じ値動きですが、赤の補助線の位置が違います。「価格が下がって、そして上がって」という動きでできた底を線でつなぐと、直線を引けるという具合です。
相場がこの下値支持線あたりまでくると、なぜか反発して上昇する様子が分かります。
なお、反発を開始する場所は、ちょうど下値支持線上でなければならないということはありません。『下値支持線あたりまで価格が下がったら反発する』という感じの認識で大丈夫です。同様のことは上値抵抗線についてもいえます。つまり、『上値抵抗線あたりまで価格が上がったら反発する』です。
ビットコイン相場で上値抵抗線や下値支持線は有効か?
では、ビットコイン相場で上値抵抗線や下値支持線が利用可能かどうか、確認しましょう。下のチャートをご覧ください。縦軸は価格(米ドル)です。(チャートのキャプチャはBlockchain.infoから引用。見やすいように加工しています)。
上のチャートでは、下値支持線を描いています。見事に下値支持線が機能していることが分かります。上値抵抗線もありますが、あえて上のチャートに描きませんでした。皆様ご自身で探してみてください。
チャート分析はパズルのようなものです。
トレード手法を考える
では、下値支持線や上値抵抗線を使ってトレードするには、どうすれば良いでしょうか。下値支持線を例にして、2つのトレード手法を紹介しましょう。
トレード手法例1:
- (1)下値支持線を見つける
- (2)ビットコイン価格が下値支持線まで下落したら、買い
- (3)反発して上昇したら、売却して利食い
- (4)下値支持線を越えてビットコインが下がったら、売却して損切り
トレード手法例2:
- (1)下値支持線を見つける
- (2)ビットコイン価格が下値支持線まで下落し、その後反発したら買い
- (3)さらに上昇してから、売却して利食い
- (4)下値支持線を越えてビットコインが下がったら、売却して損切り
例1と例2の違いは、いつ買うかです。上昇を確認してから買う例2の方が、例1よりも勝率が高くなると予想できます。しかし、トレードが成功する場合の利幅は例1の方が大きいでしょう。
どちらを選ぶにしても一長一短というのが難しいところですが、皆様のお好みの方をご利用ください。あるいは、これ以外の第三の方法を探してみても楽しいでしょう。
次頁では、「ペナント(三角保ち合い)」がビットコインにおいても有効に機能するか確認していきます。

